はじめて自作PCを組んでからわかったことなどいろいろあったので
ひとりごととして残しておきたいと思います。
「将来性が~~~」
よく、AM4やLGA1700には将来性がないから組みたくないという人がおります。
だからこそソケットはAM5のなかで安価なCPUを選ぶ人もいると思います。
「将来性?うるせえよ今の予算で組める最高のPC作れよ」
まず、組んだあとそもそもアップグレードしない人かアップグレードする人に分かれるとおもうんですが、アップグレードしない人(するやる気がないひと)にはいうまでもありませんが、アップグレードする予定がある機械好きに関してはなおのこと。
そういう人はマザボからメモリから結局換装したくなるから将来性は考えなくてヨシ!
これはほんとに思いました。
実際に自分がこれです。当時AM5最安だったRyzen 5 8500Gを選んだのは後悔しかなく、AM4で5700Xとかにしとけばよかったと思ってます。
Ryzen 8500Gまじで後悔
まず、はじめにRyzen 5 8500Gを購入しようとしたのは以下の理由があるからでした。
・AM5で最安値だったから
・内蔵グラフィックが強かったから
・シングル性能が強かったから
ただし、このときいろいろと誤って認識していたことがあったので後悔しています。
そのことについてこれからいろいろと書いていきたいと思います。
ゲーム性能で大事なのは確かにシングル性能だけど、、、
CPUのうちゲーム性能で重要なのはシングルスレッド性能です。
ゲームによりますが、基本的なゲームはコアをあまり使わないので、そうなると1つのコアでどれくらいの性能があるかが大事になります。
そこで、PassMarkやCinebenchなどのベンチマークツールの値を確認するわけですが、
ベンチマークの値ってそこまであてにならないということがわかりました。
あれのシングル性能の値がゲーム性能にそのまま当てはまるかと言うとそうではないのですよね。具体的には、ベンチマークの値(シングル)では12400F > 5700xなのですが、ほとんどすべてのゲームで5700xが上回っています。
これがわかってれば自分もおとなしくAM4で組んでいたかもしれません。
「AM4のCPUはシングル性能が低い」??
たしかに、PassMarkのスコアなどを見ればAM4である5000シリーズのシングルスコアは低い傾向にあります。
しかしながら、そのスコア=ゲームのfpsになるという認識は捨てたほうがいいです。
AM4ならグラボ込みですぐ組める、その上すぐ組みたい場合はさっさとAM4で組んでしまいましょう。
Ryzen 5 8000Gはコンセプト倒れすると💩
ひとまず、Ryzen 8000Gシリーズのコンセプトは「外付けのグラフィックカードがなくてもゲームがプレイできる」というコンセプトです。
というのも、このCPUのコードネームは「Phoenix」というもので、これはもともとモバイル向けのものでした。
モバイル向けということは、あとからGPUを追加することをあまり想定されていません。
これが、コンセプト倒れすると💩になります。
あとからGPUをつけてもグラフィックボード本来の性能が発揮できなくなってしまうからです。
具体的な説明を次にしたいと思います。
PCIeレーンという概念
ここから少し難しい話になってきます。
パソコンにはPCI Express(以後PCIe)レーンという概念があります。
てはじめに、理解しやすいようにSSDの例を使って説明したいと思います。
まず、PCIeには世代と、レーン数という概念があり、それによって最大速度が決まります。
ということで適当にExcelにかいてみました。これがそれぞれのレーン数や世代での速度です。
例えば、PCIe 4.0 x4で接続することで7200MB/sの読み取り速度を実現するSSDがあるとします
その読み取り速度を実現するにはその企画が必要ですが、それができなくて、 PCIe 4.0 X2 での接続になってしまったとします。
この場合、表からいくと最大4000MB/sなのでそのくらいの速度になってしまいます。(正確には最大速度は4000MB/sよりも下がる)そうなれば、そのSSD本来の実力が発揮できなくなってしまうわけです。
これがGPUでもいえるわけです。
Ryzen 5 8500Gは、GPU用に用意しているのはPCIe 4.0 x4のみです。
しかしながら基本的にグラボはPCIe 4.0 x8 もしくはPCIe 4.0 x16を要求します。
さらにいえば、今使っているGTX1070TiはPCIe 3.0 x16要求になります。
しかし8500GはPCIe 4.0 x4のみ用意。
はい、足りません。
PCIeの世代は不変なので、このままGTX1070Tiをつなごうもんなら、PCIe 3.0 x4での接続となってしまいます。
そうなると、GTX1070Tiの必要が16000MB/sに対して、上記の影響で4000MB/sとなってしまいます。そしてGPU本来の力が発揮できなくなるわけです。
これが、今回後悔している一番の理由でもあります。
ちなみにいうと、8600G以上になると8レーンは用意されるので、まだマシです。
要するに、8000シリーズ以外を選べばおk
ということで、外付けグラボをつけることを前提で自作する場合は、8000シリーズをさけて自作すればおkというわけです。
Ryzen 7 8700Fなど、内蔵GPU非搭載モデルもありますが、L3キャッシュが少ないため、ゲーム向けとはいえません。
ということで7000シリーズや9000シリーズを選びましょう。
あとはその場の気分や流れで組んじゃいましょう!
ベンチマークの値を比べたり、YouTuberのレビューを見たり、いろいろとしてると楽しいですが時間がもったいないです。
さっさとパーツをポチって自作生活を楽しんじゃいましょう!
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