はじめに
Pythonでウィンドウを作成する方法はいくつかあり、それぞれ自分に合ったものを選ぶことをお勧めします。どの方法を使うかによってやりかたも変わってきます。
Tkinterを使う
TkinterというPythonのライブラリがあります。ライブラリというのは簡単にいえば、ある目的のために関数や機能をまとめたものをいいます。つまりこれはウィンドウアプリをつくるためのライブラリということになります。
スクリーンショット:自分がだいぶ前につくった謎のウィンドウ
Tkinterの場合、上の画像から見てわかるように、少し見た目が古臭いのがわかると思います。
それがいやなら別のライブラリを使った方がいいですが、メリットもあります。
メリット1, 初心者でもはじめやすい
メリット2, いろいろなサイトにやり方などが書かれている
ざっとこんな感じだと思います。まずひとつめの「初心者でもはじめやすい」ですが、これは大きいと思います。
Tkinterの場合はライブラリのインストールが不要になるからです。面倒な操作が不要となります。
逆に、これから紹介する「wxPython」というライブラリはインストールに失敗することがおおく、少し面倒かもしれません。
ちなみに自分もPython学びはじめたばっかりのときはこのTkinterを使ってました。
2つめの「 いろいろなサイトにやり方などが書かれている」ですが、つまり、Tkinterを取り扱っているサイトが多いんです。
なので、何かやり方が知らなかったら、ネットで検索すればすぐにやり方が書かれていますし、サンプルなども豊富にあります。
そういう面でも初心者に優しくなっています。
ここまでメリットを紹介しましたが、デメリットもあります。
最初に紹介したように「見た目が古臭い」のもありますがほかにもデメリットがあります。
デメリット1, 機能がすくない
デメリット2, パーツが多くなるとコードが複雑になる
まず、1つめの「機能がすくない」ですが、他のウィンドウライブラリに比べて、設置できるパーツの種類が少ないです。
そのため、少し自由度が低いともいえます。これを使っているといつか限界を感じてしまうかもしれません。
んで2つめに紹介した「パーツが多くなるコードが複雑になる」ですが、ほかのライブラリに比べて少し複雑で、コードがわかりにくくなります。
という感じでまずTkinterについて紹介しましたが、どうでしたでしょうか。デメリットはあるとは言っても初心者にははじめやすいと思います。
Tkinterがいいなと思った人は以下の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。少し応用ですが・・・
スグできる!Tkinterでシンプルなメモ帳(テキストエディタ)を作成!
Tkinterでメッセージボックスを表示させる -メッセージボックスをフルに使う-
wxPythonを使う
wxPythonだとやはり自由度が高いんです。スクリーンショット:wxPythonを用いて作成して作ったテキストエディタ
ほかにも、
メリット1, デザインの面でも満足できる。
メリット2, 速い!
まず1つめの「デザインの面でも満足できる」ですが、wxPythonはTkinterのように古臭い見た目ではありません。そのためデザインでも満足できます。
そして2つめ「速度が速い」のです!これはC言語をもとにしていることもあるからか、処理が速く、もしこれで製品を作るのであれば、製品を使う人も満足できるでしょう。
もちろんデメリットもあります。
デメリット, インストールが少し複雑
デメリットにインストール方法が少し複雑となっていますが、そうなんです。自分もwxPythonのインストールでだいぶ時間をかけた覚えがあります。
初心者にはすごい難しかったです。
という感じでしょう。wxPythonが個人的にいいなと思った人は以下の記事を参考にまずはやってみてはいかがでしょうか。
wxPythonの今スグ使えるサンプル集18個!GUI開発をマスターしよう!
尚、複雑なインストール方法については書かれていません。
pip install wxPythonこれをコマンドプロンプトに入力してインストールが成功したらラッキー!できなかったら、
pip install –user –pre –trusted-host wxpython.org -f http://wxpython.org/Phoenix/snapshot-builds/ wxpython-phoenixで再試行してみる。それでもできなかったら...がんばってください... 記事にコメントしても構いません。
おわりに
初心者向けにウィンドウ作成ライブラリを紹介してみました。もちろんほかにもライブラリはありますが、初心者向けはこの2つです。
なかでもTkinterは本当に初心者におすすめなので、この機会にウィンドウ開発をはじめてみてはいかがでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿