メモリを進化させたら内蔵GPUが覚醒した

2024年12月16日月曜日

パソコン周辺機器 ブログ

 今回ははちゃめちゃ企画です。
メモリをかえて比較します。
(ハード大好きブログに投稿するか悩みましたが、製品に関するレビュー等ではない上、検証系はこちらで投稿したかったため、独学ブログにて投稿しました。)

共通なのはRyzen 5 8500Gの内臓グラフィックを使うということです。
その他環境:
マザボ:GIGABYTE D3HP AX
SSD:KIOXIA EXTREME Pro 1TB (多分)
電源:Thermaltake Smart Pro 600W
CPUクーラー:リテール
ケースファン:Thermalrightの何か

違うのはメモリです。
メモリA
DDR5 16GB 4800MHz x1枚
メモリB
DDR5 16GB 5200MHz x2枚

まず、メモリの合計容量が二倍になり、速度も上がり、デュアルチャンネル動作になるということで、メモリだけで見るとだいぶ差が上がります。
ということで比較していきましょう。
まずはメモリA、DDR5 4800MHz 16GB 1枚です。

原神

まずは個人的に気になった原神です。
画質設定は、最低設定からフレームレート制限を60に引き上げただけです。

まずはモンド城、基本的には60fps張り付きで、最低画質なら問題なく探索できそうです。


それでは戦闘にいきたいと思います。
名前は忘れましたかアンバーの突破素材のところです。



少しばかり60を下回るところもありましたが、平均して50fps後半はでていました。
ということで、最低画質なら戦闘含め快適に原神をプレイできそうです。

一応、最低画質から低画質に変更し、その上でフレームレートの設定を60に引き上げました


モンド城で歩いただけですが平均して30fps台といったところです。
この時点で快適にプレイできるとは言えないので、戦闘は試してません。

ゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)

つづいて個人的に一番ハマってる、ゼンゼロをやりたいと思います。
画質設定はかなり変えています。画質を「低」に設定した上で、レタリング精度を「0.8」、その他画質設定をすべて「低」にしています
まずは割と重いルミナスクエアから。


平均して40fpsくらいだったでしょうか。これほど画質設定を下げて、ようやくプレイはできる、という段階に達しました。さすがゼンゼロ。
重いです。

続いて、戦闘に行きたいと思います。
何をしようか迷いましたが、激戦ノード7にしたいと思います。


戦いがはじまってから計測を開始しました。
残り時間五分を下回ったので萎えて止まっていますが気にしないでください。
平均で35fpsでした。
一応プレイはできるものの、かなりキツいと思ったほうがいいでしょう。

ちなみに、HIAの中のように軽いとことだと50fps前後は出ます。


ビデオ屋の中も同じような感じでした。
ですが、そこが軽くても意味がないので参考程度に。

ApexLegends

つづいてApexをやっていきたいと思います。
画質設定は、すべての項目を一番低いものにしています。(垂直同期などを除く)
また、Apexは目標fpsの項目があって、画質を下げてその目標まで無理やり行こうとする機能があります。
まずはそれを無効にしてやります。


結論からいうと、これではまともにプレイができません。
30fpsといったところです。

つづいて、目標fpsの設定をマックスの100にして計測してみます


視認性がだいぶわるくなり、敵に気づくの難しくなるんじゃねってはなりますが、
フレームレートは飛躍的に上がりました。
基本的には60fps以上で遊べて、平均も70fpsとなかなかでした。
しかしながら、まじでぼやけます。

というわけで、目標値については調整する必要があるものの、なんとかプレイは可能です。

FF15ベンチ

つづいてFF15ベンチを試していきたいと思います。
フルHD標準画質のフルスクリーンです。

結果は動作困難でした。スコアは1124です。
平均フレームレートは 14となっていますが、これにはローディングの間も計算されていますので、実際は10fpsくらいでした。


しかし疑問なのが、メモリの使用量がだいぶ多いですね。
14GB近く使ってます。グラボ搭載のノートパソコンでやったときは多くても10GBには達しなかった気がします。
おそらくですが、iGPUのVRAMが少ないせいでメモリと共用しているのでしょうかね。
ここから考えても内蔵グラフィックを使うならメモリを多くしないといけないということがわかります。

改めてリザルト画面はこんな感じです。


一応、軽量品質でもやってみたいと思います。


それでも動作困難でした。スコアは1937です。
相変わらずメモリの使用量が多いですね。
実行中はほとんどのタスクを実行していないはずなのですが、、


ちなみに2000から動作困難ではなく「重い」判定になります。惜しかったですね。


以上が、メモリAのベンチマークでした。
ここからメモリが変わります。

メモリB、DDR5 5200MHz 16GB 2枚 (合計32GB)です。

原神

基本的に条件はメモリAのときと共通でいきます。
ということでまずは最低設定のモンド城です。


これに関してはもちろん60fps張り付きでした。
メモリAでもそうだったのでこれは当然の結果といえるでしょう。
ということで同様にアンバーの突破素材集めに行きたいと思います。


結果としてはメモリAと比較すると、fpsが50台におちることが全くなくなりました。
戦闘中でも安定して60fpsに張り付いています。

それでは同様に画質設定を最低から「低」に変更して再起動します。


残念なことに、結果はメモリAとは変わらず、30fps台で快適にプレイはできなさそうです。
原神では最低画質の戦闘中など、微弱な改善はあったものの、画質を上ゲてのプレイでは影響はありませんでした。

ゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)

それではゼンゼロの調査に移りたいと思います。
画質設定はメモリAと同じです
まずは、同様に複数あるマップの中でもそれなりに重いと思われるルミナスクエアからいきたいと思います。


平均40fpsくらいだったものが、80fps前後出るようになりました!!
めちゃくちゃ変わりました。
RAMの使用量が15GB以上だったので、シンプルにメモリ不足だったのか、それに加えてデュアルチャンネル動作なのが大きかったのでしょうか。

一応激戦ノードにも行きたいと思います。


プレイが下手なのは許してください、激戦ノード7をSとったことが一度もないんです。
一応はじめたしゅんかんに計測をはじめました。
一応平均fpsは47ということで、メモリAの平均35より向上しているようにみえるものの、謎の最高fpsの224が影響しているようにも見えます。

プレイ中のfpsはおおむね40fps台後半だったので、一応改善はしたものの、劇的な変化ではありませんでした。

HIAセンターでのfpsも見てみたいと思います。


だいたい80fps台っていう感じでした。メモリAと比べて結構上昇してます。
だいぶ快適です。

ちなみに、今回は画質設定のすべての項目を一番下にしましたが、画質設定を「低」にするとどうなるかやってみます。

だいたい45fpsくらいでした。快適とはいえないので、画質を挙げるのはおすすめしません

ApexLegends

つづいてApexLegendsにいきます。
画質設定は同じで、最初は目標fpsを0にしてやってみたいと思います。


メモリAが30fpsくらいでまともにプレイできなかったのに、なんと60fps前後は出るようになりました!結構な改善です。

続いて目標 fpsを100に設定してプレイしていきます。


かなり視認性は悪くなるものの、90fps後半は確実に出るようになりました。
フレームレート的にいうと、Apexは100は必須なのでここでようやくって感じです。

ApexではメモリAからの大幅な改善が見られます。

FF15ベンチ

ではFF15ベンチ回していきましょう1
最初は標準品質のフルHD、フルスクリーンです。


結果は「重い」でした。
平均fpsは20fps、快適にプレイできるとは言えませんね。
ですが、スコアは1124から2064に、約二倍も延びています。
相変わらず重いものの、スコアの幅はかなり大きかったです。

改めてリザルト画面はこんな感じ。


一応、軽量品質でも試してみたいと思います。


結果は「普通」でした。スコアは3049点でした。
メモリAは「動作困難」で1900点程度でしたから、これも大幅な改善です。
フレームレート的には平均が30fpsなので高いとはいえません。

改めてリザルトをどうぞ。


まとめ

私の環境での今回の検証では以下のような結果が得られました。

メモリを4800MHz16GB1枚刺しから5200MHz16GB2枚刺しにすると、

○原神はそこまで変わらん
○ゼンゼロのフレームレートが50%くらい上昇した
○Apexのフレームレートが50%くらい上昇した
○FF15ベンチのスコアが50%~100%くらい上昇した

内蔵グラフィックを使う場合はメモリが大事になることが多いとわかったので、個人的に、非常に面白い検証ができたと思います。

ありがとうございました。

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